中小企業の省エネ補助金2026【補助率2/3の要件・申請の流れ完全解説】
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公開: 2026年6月25日
更新: 2026年6月25日
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この記事の結論
中小企業が2026年度に活用できる主要省エネ補助金は、SII(環境共創イニシアチブ)が執行する「省エネ・非化石転換補助金(設備単位型)」(補助率:中小企業1/3、トップ性能枠は1/2)と、ものづくり補助金の省エネ枠(補助率:最大2/3)が2本柱です。いずれもGビズIDプライム取得+Jグランツでの電子申請が必須。2026年度SIIの2次公募は6月1日〜7月9日受付中。交付決定前の機器発注・着工は補助金失格の最多原因のため、必ず採択・交付決定後に発注してください。最新の補助率・要件は公式公募要領で確認が必須です。
中小企業の省エネ補助金2026:2本柱と選び方【結論ファースト】
中小企業 省エネ補助金2026 結論まとめ
- 2本柱:①SII「省エネ・非化石転換補助金(設備単位型)」(補助率1/3〜1/2・補助上限1億円)、②ものづくり補助金の省エネ枠(補助率最大2/3・上限1,500万円)
- 補助率2/3を狙うなら:ものづくり補助金(省エネ枠)が対象。ただし設備費だけでなく生産性向上への寄与が必要
- SIIの補助率1/2(トップ性能枠):SII指定設備の中でも特に省エネ性能が高い「トップ性能品」に適用。対象か否かはSII指定設備リストで確認
- 2次公募(受付中):SII設備単位型は2026年6月1日〜7月9日/ものづくり補助金は随時公募
- 申請の前提:GビズIDプライム取得(約2〜3週間)+Jグランツ電子申請。紙申請は廃止済み
- 最大の失敗:交付決定前の機器発注・工事着工。これだけで補助金対象外になります
補助率・上限額・公募時期は年度・公募回ごとに変わります。申請前に必ずSII公式サイトの最新公募要領でご確認ください。本記事は2026年6月25日時点の情報をもとに作成しています。
中小企業にとって省エネ設備への投資は、電気代・燃料費の削減という直接的なコスト改善と、カーボンニュートラル対応という中長期的な経営課題への対応を同時に達成できる手段です。ただし設備投資の初期コストが大きくなりがちなため、補助金を活用して実質負担を圧縮することが採算を左右します。
2026年度に中小企業が活用できる省エネ補助金は、大きく2つの制度が柱となっています。SII(一般社団法人環境共創イニシアチブ)が執行する「省エネ・非化石転換補助金(設備単位型)」は、LED照明や業務用エアコン・ヒートポンプ・ボイラーなど幅広い省エネ設備の更新に使いやすい制度です。もう一方のものづくり補助金(省エネ枠)は補助率が最大2/3と高水準で、生産性向上と省エネを両立する設備投資に向いています。
中小企業 省エネ補助金活用の全体フロー
| ステップ | 内容 | 目安期間 |
| 1 | GビズIDプライムを取得する(未取得の場合) | 約2〜3週間 |
| 2 | 導入設備に最適な補助金を選ぶ(SII設備単位型 or ものづくり補助金 等) | 1〜3日 |
| 3 | 公募要領・指定設備リストを確認し、書類を準備する | 1〜4週間 |
| 4 | Jグランツで電子申請を行う(公募期間内) | 1〜3日 |
| 5 | 審査・採択・交付決定を受ける | 1〜2ヶ月 |
| 6 | 交付決定後に機器を発注・工事開始 | 1〜3ヶ月 |
| 7 | 工事完了後に実績報告書を提出する(Jグランツ経由) | 2〜4週間 |
| 8 | 審査完了後に補助金が交付される(後払い) | 1〜2ヶ月 |
全体で半年〜1年程度が標準的なスケジュールです。GビズIDは公募開始前に必ず取得しておくことが最重要です。
中小企業向け省エネ補助金2026 制度比較表【補助率・上限・対象設備】
中小企業が活用できる主要な省エネ補助金を一覧で比較します。自社の投資規模・設備種別・事業形態に合わせて最適な制度を選択してください。
| 補助金名 |
執行機関 |
中小企業の補助率 |
補助上限額 |
補助下限額 |
主な対象設備・用途 |
2026年度公募時期(参考) |
申請方法 |
公式情報 |
| 省エネ・非化石転換補助金(設備単位型) |
SII(経産省委託) |
1/3(トップ性能枠:1/2) |
1億円/事業 |
30万円 |
LED照明・高効率空調・ヒートポンプ・変圧器・冷凍冷蔵・ボイラー・コンプレッサー等(SII指定設備に限る) |
年2〜3回(3〜7月頃が主) |
Jグランツ(電子申請のみ) |
SII公式 |
| 省エネ・非化石転換補助金(工場事業場型) |
SII(経産省委託) |
1/3〜1/2 |
15億円/事業 |
- |
大規模省エネシステム・工場全体の省エネ改修(エネルギー管理士または省エネルギー診断が必要なケースあり) |
年1〜2回(3〜5月頃) |
Jグランツ(電子申請のみ) |
SII公式 |
| ものづくり補助金(省エネ枠) |
中小企業庁・各都道府県中小企業団体中央会 |
最大2/3(小規模事業者) |
1,500万円(通常枠) |
100万円 |
生産性向上と省エネを両立する機械・設備・システム(汎用品・消耗品は不可) |
年複数回(随時公募) |
Jグランツ(電子申請のみ) |
ものづくり補助金公式 |
| 省エネルギー投資促進・需要構造転換支援補助金(METI) |
資源エネルギー庁(直轄) |
1/3〜1/2 |
5億円/事業 |
- |
先進的な省エネ技術・設備(大企業も対象・高度な省エネ効果が要件) |
年1〜2回(要公募確認) |
Jグランツ(電子申請のみ) |
資源エネルギー庁 |
| 事業再構築補助金(グリーン成長枠) |
中小企業庁 |
1/2〜2/3 |
1.5億円 |
100万円 |
脱炭素・省エネ分野への事業転換(省エネ設備が新事業の核になる場合) |
随時(要公募確認) |
Jグランツ(電子申請のみ) |
事業再構築補助金公式 |
| 中小企業省エネ補助金(各都道府県独自) |
各都道府県・市区町村 |
1/3〜1/2(自治体により異なる) |
10〜200万円程度(自治体により異なる) |
- |
各自治体の指定設備(省エネ設備・再エネ設備・断熱工事等) |
年1〜2回(自治体により異なる) |
自治体の申請方法による |
各都道府県・市区町村の補助金情報を確認 |
各補助金の補助率・上限額・公募時期は年度・公募回によって変わります。申請前に各公式サイトの最新公募要領で必ず確認してください。本表は2026年6月25日時点の情報をもとに作成。
SII設備単位型 vs ものづくり補助金:どちらを選ぶべきか
中小企業が省エネ補助金を選ぶ際に最も迷うのが、SII設備単位型とものづくり補助金の選択です。以下の選択チャートで判断してください。
補助金選択チャート
| 条件・状況 | 推奨制度 | 理由 |
| LED照明・空調・ヒートポンプ・変圧器などSII指定設備を更新する |
SII設備単位型(第一選択) |
補助下限30万円と少額から申請可。設備単体での申請が可能で審査が比較的シンプル |
| 生産設備・製造ライン全体のリニューアルを検討している |
ものづくり補助金 |
補助率最大2/3・生産性向上と省エネを一体で申請できる。汎用省エネ設備単体ではなく事業計画全体での審査 |
| 投資額が1,500万円超で、かつ大規模な省エネを計画している |
SII工場事業場型(上限15億円) |
工場全体のシステム改修に対応。エネルギー管理体制の整備が必要 |
| 新事業として省エネ・脱炭素分野への参入を計画している |
事業再構築補助金(グリーン成長枠) |
補助率最大2/3。既存事業からの大きな転換が要件のため、単純な設備更新では不適 |
| SII補助金の対象にならない設備・少額投資(自治体補助金と組み合わせたい) |
都道府県・市区町村の省エネ補助金 |
SII補助金と経費区分すれば併用可能なケースあり。自治体の補助金担当窓口に確認 |
「中小企業」の定義と補助率2/3を受けるための要件【2026年版】
省エネ補助金において「中小企業」かどうかは補助率に直接影響します。まず自社が中小企業の定義に該当するかを確認し、適用される補助率を把握しましょう。
中小企業の定義(省エネ補助金での判定基準)
省エネ補助金における「中小企業」の判定は、中小企業基本法に基づく業種別の資本金・従業員数基準が基本です。
| 業種 | 資本金(または出資の総額) | 従業員数 |
| 製造業・建設業・運輸業・その他 |
3億円以下 |
300人以下 |
| 卸売業 |
1億円以下 |
100人以下 |
| サービス業 |
5,000万円以下 |
100人以下 |
| 小売業 |
5,000万円以下 |
50人以下 |
| 小規模事業者(製造業・その他) |
- |
20人以下 |
| 小規模事業者(商業・サービス業) |
- |
5人以下 |
資本金・従業員のいずれか一方を満たせば中小企業と判定する制度が多いですが、補助金によって判定方法が異なる場合があります。必ず各制度の公募要領で確認してください。出典:中小企業基本法(e-Gov)
補助率2/3を受けるための要件
省エネ補助金で「補助率2/3」を実現する主な制度はものづくり補助金(小規模事業者枠)と事業再構築補助金(グリーン成長枠)です。それぞれの要件を確認してください。
補助率2/3が適用される主な条件(2026年度参考)
| 制度 | 2/3が適用される条件 | 注意点 |
| ものづくり補助金(小規模事業者) |
- 従業員数が製造業・その他20人以下、商業・サービス業5人以下の小規模事業者であること
- 革新的なサービス・生産プロセスの改善に係る設備投資であること
- 付加価値額・給与支給総額の向上目標を設定すること
|
省エネ「だけ」が目的では採択されにくい。生産性向上・売上貢献との一体性が審査で問われる |
| 事業再構築補助金(グリーン成長枠) |
- 脱炭素・省エネ分野への新規事業転換・事業拡大であること
- 既存事業からの大きな転換(売上構成比等の変化)が必要
- 認定経営革新等支援機関(認定支援機関)の確認書が必要
- 補助上限は中小企業で最大1.5億円
|
既存設備の単純な更新では対象外。「脱炭素分野への参入・転換」という事業転換の文脈が必要 |
| SII設備単位型(トップ性能枠) |
- SII指定設備リストで「トップ性能品」に分類された設備であること
- 補助率は1/2(2/3ではないが次点の高水準)
- 省エネ率10%以上または年間1kl以上の削減が見込めること
|
対象製品は型番単位でSII指定設備リストに記載。メーカーに「トップ性能枠対象か」を必ず確認すること |
補助率・要件は公募回ごとに変わる可能性があります。最新公募要領で必ず確認してください。本表は2026年6月25日時点の情報をもとに作成。
SII設備単位型で中小企業が最も高い補助率を得るには、導入設備がSII指定設備リストの「トップ性能品」に該当しているかを確認することが最初のステップです。
- SII指定設備リストをダウンロードする:SII指定設備検索サイトから設備区分別のExcelリストを無料ダウンロードできます。「トップ性能品」の欄にチェックが入っている型番が対象です
- メーカーに確認する:「この製品(型番〇〇)はSII指定設備リストに登録されていますか?またトップ性能品扱いになりますか?」と直接メーカーの営業担当に確認するのが最も確実です。登録状況・公募回ごとに変わることもあります
- SIIコールセンターに確認する:公募期間中はSIIの申請者向けコールセンターが稼働しており、特定の設備の指定状況について問い合わせが可能です(公募要領に番号が記載)
省エネ補助金の対象設備と補助金額シミュレーション【中小企業向け2026年版】
SII「省エネ・非化石転換補助金(設備単位型)」で中小企業が申請できる主な設備区分と、補助金適用後の実質負担額シミュレーションを紹介します。
主要対象設備と省エネ効果
| 設備区分 | 具体的な設備例 | 通常補助率(中小) | トップ性能枠補助率 | 省エネ効果目安 | 費用相場(設備本体) |
| LED照明(制御機能付き) |
センサー・調光制御付き高効率LED照明器具 |
1/3 |
1/2 |
電気代30〜70%削減 |
50〜300万円 |
| 高効率空調(業務用エアコン) |
業務用マルチエアコン・パッケージエアコン(IPLV/APF基準超え) |
1/3 |
1/2 |
電気代20〜50%削減 |
100〜2,000万円 |
| ヒートポンプ |
業務用ヒートポンプ給湯器・空冷ヒートポンプチラー |
1/3 |
1/2 |
燃料費40〜70%削減 |
100〜2,000万円 |
| 変圧器 |
高効率変圧器(トップランナー基準超え) |
1/3 |
1/2 |
変圧器損失20〜40%削減 |
50〜500万円 |
| 冷凍冷蔵設備 |
高効率冷凍機・冷蔵倉庫ユニットクーラー・業務用冷蔵ショーケース |
1/3 |
1/2 |
電気代20〜45%削減 |
200〜3,000万円 |
| ボイラー |
高効率ボイラー・廃熱回収ボイラー・潜熱回収型給湯ボイラー |
1/3 |
1/2 |
燃料費15〜30%削減 |
200〜5,000万円 |
| コンプレッサー |
インバータ制御コンプレッサー(省エネ型エアコンプレッサー) |
1/3 |
1/2 |
電気代30〜50%削減 |
50〜500万円 |
| 工業炉 |
高効率工業炉・蓄熱式燃焼装置付き工業炉 |
1/3 |
1/2 |
燃料費20〜40%削減 |
500〜5,000万円 |
対象設備の省エネ性能基準はSII指定設備リストで型番単位で確認してください。費用相場は参考値です。出典:SII設備単位型公募情報(2026年6月25日時点)
補助金適用後の実質負担シミュレーション
SII設備単位型の補助率1/3(通常)と1/2(トップ性能枠)を適用した場合の費用シミュレーション例です。
| 設備種別・規模 | 設備本体費目安 | 工事費目安 | 対象経費合計 | 補助金1/3 | 補助金1/2(トップ性能) | 実質負担(1/3) | 実質負担(1/2) | 年間削減コスト目安 |
| LED照明100台(飲食店舗) |
150万円 |
50万円 |
200万円 |
約67万円 |
100万円 |
133万円 |
100万円 |
60〜90万円/年 |
| 業務用エアコン(マルチ5台・中規模オフィス) |
500万円 |
150万円 |
650万円 |
約217万円 |
325万円 |
433万円 |
325万円 |
100〜200万円/年 |
| 業務用ヒートポンプ給湯器(旅館・食品工場) |
400万円 |
100万円 |
500万円 |
約167万円 |
250万円 |
333万円 |
250万円 |
120〜200万円/年 |
| インバータコンプレッサー(製造業) |
250万円 |
50万円 |
300万円 |
100万円 |
150万円 |
200万円 |
150万円 |
80〜150万円/年 |
| 高効率変圧器+LED複合(小規模工場) |
300万円 |
80万円 |
380万円 |
約127万円 |
190万円 |
253万円 |
190万円 |
50〜120万円/年 |
補助金額は採択審査・実績報告審査を経て確定します。対象経費の詳細・上限は公募要領でご確認ください。本表は参考試算です。出典:SII公募要領をもとに当サイトで試算(2026年6月25日時点)。
トップ性能枠を狙うと補助金はどう変わる?
同じ500万円の設備投資(ヒートポンプ給湯器)でも、通常枠(1/3)とトップ性能枠(1/2)では補助額が167万円から250万円へ(+83万円)と大きく変わります。メーカーに「トップ性能品か」を事前確認するだけで得られる差額です。機器選定の段階でSII指定設備リストとの照合を必ず行ってください。
省エネ補助金の申請の流れ【中小企業向け・ゼロからの完全ステップ2026年版】
SII「省エネ・非化石転換補助金(設備単位型)」をJグランツで申請する際の具体的な手順を解説します。公募締切の2ヶ月前には準備を開始することを強くお勧めします。
【申請前準備フェーズ】公募開始前にやること
-
GビズIDプライムを取得する(未取得の場合・最優先)
Jグランツでの電子申請にはGビズIDプライムが必須です。GビズID公式サイトから申請書類を作成し、法人印鑑証明書(発行3ヶ月以内)と申請書を郵送します。審査・発行まで約2〜3週間かかるため、公募開始前に必ず取得しておくことが最重要です。
-
SIIの公募要領・指定設備リストをダウンロードして読む
SII特設サイトから最新の公募要領・指定設備リスト・申請の手引きをダウンロードします。補助率・上限額・対象経費・申請スケジュールは年度・公募回で変わるため、古い資料の使い回し厳禁です。
-
導入予定設備がSII指定設備リストに掲載されているか確認する
指定設備リストは機器メーカー・型番単位で管理されています。メーカー担当者に「このモデルはSII指定設備リストに掲載されているか・トップ性能品か」を確認依頼するのが効率的です。リストに掲載されていない設備は補助対象外です。
-
設備導入業者から見積書を取得する(2社以上・項目別)
設備本体費・工事費(電気・配管・搬入・据付)を項目別に明記した見積書を2社以上から取得します。工事費が「一式」のみでは書類不備になります。省エネ補助金申請実績がある業者は書類作成サポートを受けやすいため、業者選定時に申請実績を確認してください。
-
省エネ効果計算書を準備する
既設設備との比較で「省エネ率10%以上または年間1kl以上の削減」を示す省エネ効果計算書(SII所定様式)が必要です。多くのメーカーが代行または自動計算ツールを提供しているため、見積依頼時に「省エネ計算書も作成してほしい」と伝えると効率的です。
【申請フェーズ】Jグランツでの申請手順
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Jグランツにログインし、対象補助金の申請フォームを開く
Jグランツ(https://jgrants.go.jp/)にGビズIDプライムでログイン後、「補助金を探す」からSII「省エネ・非化石転換補助金(設備単位型)」の公募ページを開き、「申請する」をクリックします。
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申請フォームに事業者情報・設備情報を入力する
事業者情報(法人名・住所・代表者名・業種・資本金・従業員数等)と設備情報(機器名・型番・数量・設置場所・省エネ効果)を入力します。途中保存機能を活用しながら作業を進めることが重要です。長時間の無操作でセッションタイムアウトが発生し、入力内容が消えることがあります。
-
添付書類をPDFでアップロードする
見積書(2社以上)・仕様書・省エネ効果計算書・法人登記簿謄本(3ヶ月以内)・決算書(直近2期分)・設置場所の図面・現状設備の写真をアップロードします。1ファイル10MB以内が目安です。
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申請内容を確認して提出する(締切1〜2週間前を目安に)
入力内容・添付書類を最終確認してから「申請する」ボタンをクリックします。申請締切当日はJグランツが混雑で不安定になることがあるため、余裕を持って提出してください。提出後に申請受付番号がメール通知されます。
【採択後フェーズ】交付決定〜補助金受取までの手順
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採択・交付決定通知を確認する
申請から1〜2ヶ月後に採択結果がJグランツのマイページとメールで通知されます。採択=内定(まだ発注してはいけない)で、その後に「交付決定通知」が届いてから初めて機器発注・工事が可能になります。
-
交付決定通知を受けてから機器を発注・工事開始する
交付決定通知の日付以降に機器の発注・工事契約・着工が可能です。交付決定日より前の発注・契約・着工は補助金対象外となり、認定取り消しになります。これが省エネ補助金申請で最も多いミスです。
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工事完了後、証憑を保管して実績報告書を作成する
設備の設置写真(工事前・工事中・完成後)・納品書・発注書・請求書・領収書・工事完了報告書・省エネ効果測定結果を揃えます。すべての書類を電子化(PDF・JPEG)して保管します。
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Jグランツで実績報告を提出する(期限厳守)
Jグランツのマイページから「実績報告」を選択し、工事完了日・実際の費用・設置写真等をアップロードして提出します。実績報告の提出期限(通常は事業実施期間の終了日=年度末)を過ぎると補助金が受け取れなくなります。
-
補助金が指定口座に振り込まれる(後払い)
実績報告の審査完了後(通常1〜2ヶ月)、指定口座に補助金が振り込まれます。補助金は後払いのため、設備費・工事費を一時的に自社で立替える資金計画が必要です。
省エネ補助金 申請必要書類チェックリストと失敗しないポイント【中小企業2026年版】
SII設備単位型 申請書類チェックリスト(2026年度版・中小企業向け)
| 書類名 | 内容・注意点 | 準備時期 | 入手先 |
| 申請書(Jグランツ上のフォーム入力) |
事業者情報・設備情報・省エネ計算・事業計画を入力。事前にExcel等でまとめておくと入力が楽 |
公募開始後 |
Jグランツ上で作成 |
| SII指定設備の仕様書・型番確認書 |
指定設備リストとの照合に必要。型番が特定できるもの。「SII指定設備リスト掲載型番と一致」が確認できること |
機器選定時 |
機器メーカーから入手 |
| 省エネ効果計算書(SII所定様式) |
既設設備と新設設備の省エネ率・削減量を比較計算。SIIの計算フォームを使用。メーカーが代行するケース多い |
公募開始後〜申請1週間前 |
SII特設サイトからダウンロード・メーカー代行 |
| 見積書(2社以上・設備本体費と工事費を項目別に記載) |
「一式」表記では不備。本体費・電気工事費・配管工事費・据付費を個別明記が必要 |
公募開始後〜申請2週間前 |
設備業者・施工業者から入手 |
| 法人登記簿謄本(発行から3ヶ月以内) |
法務局で取得(オンライン取得可・手数料350〜480円)。履歴事項全部証明書 |
申請直前(有効期限に注意) |
法務局(オンライン申請可) |
| 直近2期分の決算書(貸借対照表・損益計算書) |
税理士から入手。PDFスキャンで提出 |
早めに準備 |
税理士・顧問会計士 |
| 設置場所の写真・図面(現状確認) |
既設設備が確認できる写真・設置場所の位置図・平面図。スマートフォンで撮影してPDF/JPEG化 |
申請前に撮影・準備 |
自社で撮影・設計図書から作成 |
| 事業計画書(省エネ目標・導入スケジュール) |
公募要領の様式に従って記載。導入目的・省エネ効果・完了予定時期を記述 |
申請1〜2週間前 |
自社で作成(コンサルに依頼可) |
| GビズIDプライムの取得確認 |
取得済みでないとJグランツにログイン不可・申請自体ができない |
公募開始前(最優先) |
GビズID公式 |
必要書類の詳細は必ずSII公式の最新公募要領でご確認ください。公募回によって求められる書類が変わることがあります。
よくある失敗パターンと対策
省エネ補助金申請でよくある失敗トップ5
| 失敗パターン | 原因 | 対策 |
| 【最重要】交付決定前に機器を発注・着工 |
「採択通知=発注可」と誤解する。工事業者から急かされて早まる |
採択通知と交付決定通知は別物と認識する。「交付決定通知書」の文書を受け取った日以降に発注 |
| GビズIDを公募開始後に申請する |
公募開始を知ってから申請し始め、締切に間に合わない |
公募スケジュールを事前確認し、公募開始前の時点でGビズIDプライムを取得済みにする |
| 見積書を「一式」のみで取得する |
設備業者に「省エネ補助金用の見積」と指定せずに発注する |
見積依頼時に「SII省エネ補助金申請用・設備本体費と工事費を項目別に記載してほしい」と明示 |
| 指定設備リスト未掲載の設備で申請する |
「省エネ設備なら何でも対象」と思い込む。メーカーや業者に確認しない |
機器選定段階でSII指定設備リストを確認・メーカーに登録状況を問い合わせる |
| 補助金を先受けできると思って資金計画を立てる |
補助金は後払いと知らずに設備費の支払い計画を立てる |
補助金は後払い(実績報告審査後)を前提に、立替資金または融資の計画を事前に立てる |
採択率を上げる実践ポイント
- 早期申請:公募開始から2週間以内に申請することで、不備の修正時間を確保できます。先着順ではありませんが、早期申請は書類品質の確保につながります
- 省エネ効果計算書の精度向上:省エネ削減率が高く・計算根拠が明確なほど審査で有利になるケースがあります。メーカーの計算ツールを活用してください
- トップ性能枠を狙う:同じ設備でもトップ性能品は補助率が1/2に上がります。メーカーに確認するだけで補助額が最大1.5倍になります
- 申請代行・コンサルの活用:省エネ補助金申請実績が豊富なコンサルタントへの依頼は成功報酬型10〜15%が相場ですが、採択率向上と書類品質の改善につながります
- SIIコールセンターの積極活用:不明点はSIIの申請者向けコールセンター(公募要領記載)に事前確認。書類不備の予防に最も効果的です
国補助金×都道府県補助金の組み合わせ戦略と相談窓口【中小企業2026年版】
SII補助金と都道府県補助金の組み合わせ戦略
SII省エネ補助金(国・Jグランツ経由)は都道府県独自の省エネ補助金と経費を区分することで併用できる場合があります。同一設備・同一経費への重複申請は禁止ですが、異なる設備・異なる経費であれば同一年度に両制度を活用できるケースがあります。
| 申請先 | 対象設備(例) | 補助率 | 補助額(参考) | 申請方法 |
| SII設備単位型(国) |
設備A:業務用エアコン(500万円) |
1/3 |
約167万円 |
Jグランツ経由 |
| 都道府県の省エネ補助金 |
設備B:LED照明(100万円) |
1/2以内・上限50〜100万円が多い |
約50万円 |
各都道府県の申請方法(Jグランツ以外の場合あり) |
| 組み合わせ効果 |
合計600万円の設備投資 |
合計補助217万円(率36%) |
- |
各制度の経費区分ルールを事前確認 |
同一設備・同一経費への重複申請は禁止です。経費区分の具体的な方法は必ずSIIおよび都道府県の補助金担当窓口に事前確認してください。出典:SII公募要領(2026年6月25日時点)
省エネ補助金申請の無料相談窓口一覧
| 相談窓口 | 対応内容 | 費用 | 連絡先・情報源 |
| SII申請者向けコールセンター |
SII省エネ補助金の申請方法・書類不備・指定設備確認 |
無料 |
公募要領に番号記載(公募期間中のみ) |
| GビズIDコールセンター |
GビズIDプライムの申請・エラー対処・パスワードリセット |
無料 |
GビズIDヘルプ |
| 各都道府県 よろず支援拠点 |
補助金制度の概要説明・活用判断・GビズID取得サポート・事業計画アドバイス |
無料 |
よろず支援拠点全国一覧 |
| 認定経営革新等支援機関(税理士・中小企業診断士) |
事業計画書作成・財務アドバイス・申請書類一式確認(ものづくり補助金申請に必須) |
相談無料〜有料 |
認定支援機関検索サイト |
| 一般財団法人省エネルギーセンター |
省エネ診断・省エネ設備の選定相談(工場事業場型の申請要件にもなり得る) |
無料〜低廉 |
省エネルギーセンター公式 |
| 省エネ補助金申請代行・コンサル |
申請書類一式作成・省エネ計算書作成・実績報告まで一括サポート |
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