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中小企業の省エネ補助金2026【補助率2/3の要件・申請の流れ完全解説】

この記事の結論

中小企業が2026年度に活用できる主要省エネ補助金は、SII(環境共創イニシアチブ)が執行する「省エネ・非化石転換補助金(設備単位型)」(補助率:中小企業1/3、トップ性能枠は1/2と、ものづくり補助金の省エネ枠(補助率:最大2/3)が2本柱です。いずれもGビズIDプライム取得+Jグランツでの電子申請が必須。2026年度SIIの2次公募は6月1日〜7月9日受付中。交付決定前の機器発注・着工は補助金失格の最多原因のため、必ず採択・交付決定後に発注してください。最新の補助率・要件は公式公募要領で確認が必須です。

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中小企業の省エネ補助金2026:2本柱と選び方【結論ファースト】

中小企業 省エネ補助金2026 結論まとめ

  • 2本柱:①SII「省エネ・非化石転換補助金(設備単位型)」(補助率1/3〜1/2・補助上限1億円)、②ものづくり補助金の省エネ枠(補助率最大2/3・上限1,500万円)
  • 補助率2/3を狙うなら:ものづくり補助金(省エネ枠)が対象。ただし設備費だけでなく生産性向上への寄与が必要
  • SIIの補助率1/2(トップ性能枠):SII指定設備の中でも特に省エネ性能が高い「トップ性能品」に適用。対象か否かはSII指定設備リストで確認
  • 2次公募(受付中):SII設備単位型は2026年6月1日〜7月9日/ものづくり補助金は随時公募
  • 申請の前提:GビズIDプライム取得(約2〜3週間)+Jグランツ電子申請。紙申請は廃止済み
  • 最大の失敗:交付決定前の機器発注・工事着工。これだけで補助金対象外になります

補助率・上限額・公募時期は年度・公募回ごとに変わります。申請前に必ずSII公式サイトの最新公募要領でご確認ください。本記事は2026年6月25日時点の情報をもとに作成しています。

中小企業にとって省エネ設備への投資は、電気代・燃料費の削減という直接的なコスト改善と、カーボンニュートラル対応という中長期的な経営課題への対応を同時に達成できる手段です。ただし設備投資の初期コストが大きくなりがちなため、補助金を活用して実質負担を圧縮することが採算を左右します。

2026年度に中小企業が活用できる省エネ補助金は、大きく2つの制度が柱となっています。SII(一般社団法人環境共創イニシアチブ)が執行する「省エネ・非化石転換補助金(設備単位型)」は、LED照明や業務用エアコン・ヒートポンプ・ボイラーなど幅広い省エネ設備の更新に使いやすい制度です。もう一方のものづくり補助金(省エネ枠)は補助率が最大2/3と高水準で、生産性向上と省エネを両立する設備投資に向いています。

中小企業 省エネ補助金活用の全体フロー

ステップ内容目安期間
1GビズIDプライムを取得する(未取得の場合)約2〜3週間
2導入設備に最適な補助金を選ぶ(SII設備単位型 or ものづくり補助金 等)1〜3日
3公募要領・指定設備リストを確認し、書類を準備する1〜4週間
4Jグランツで電子申請を行う(公募期間内)1〜3日
5審査・採択・交付決定を受ける1〜2ヶ月
6交付決定後に機器を発注・工事開始1〜3ヶ月
7工事完了後に実績報告書を提出する(Jグランツ経由)2〜4週間
8審査完了後に補助金が交付される(後払い)1〜2ヶ月

全体で半年〜1年程度が標準的なスケジュールです。GビズIDは公募開始前に必ず取得しておくことが最重要です。

中小企業向け省エネ補助金2026 制度比較表【補助率・上限・対象設備】

中小企業が活用できる主要な省エネ補助金を一覧で比較します。自社の投資規模・設備種別・事業形態に合わせて最適な制度を選択してください。

補助金名 執行機関 中小企業の補助率 補助上限額 補助下限額 主な対象設備・用途 2026年度公募時期(参考) 申請方法 公式情報
省エネ・非化石転換補助金(設備単位型) SII(経産省委託) 1/3(トップ性能枠:1/2 1億円/事業 30万円 LED照明・高効率空調・ヒートポンプ・変圧器・冷凍冷蔵・ボイラー・コンプレッサー等(SII指定設備に限る) 年2〜3回(3〜7月頃が主) Jグランツ(電子申請のみ) SII公式
省エネ・非化石転換補助金(工場事業場型) SII(経産省委託) 1/3〜1/2 15億円/事業 - 大規模省エネシステム・工場全体の省エネ改修(エネルギー管理士または省エネルギー診断が必要なケースあり) 年1〜2回(3〜5月頃) Jグランツ(電子申請のみ) SII公式
ものづくり補助金(省エネ枠) 中小企業庁・各都道府県中小企業団体中央会 最大2/3(小規模事業者) 1,500万円(通常枠) 100万円 生産性向上と省エネを両立する機械・設備・システム(汎用品・消耗品は不可) 年複数回(随時公募) Jグランツ(電子申請のみ) ものづくり補助金公式
省エネルギー投資促進・需要構造転換支援補助金(METI) 資源エネルギー庁(直轄) 1/3〜1/2 5億円/事業 - 先進的な省エネ技術・設備(大企業も対象・高度な省エネ効果が要件) 年1〜2回(要公募確認) Jグランツ(電子申請のみ) 資源エネルギー庁
事業再構築補助金(グリーン成長枠) 中小企業庁 1/2〜2/3 1.5億円 100万円 脱炭素・省エネ分野への事業転換(省エネ設備が新事業の核になる場合) 随時(要公募確認) Jグランツ(電子申請のみ) 事業再構築補助金公式
中小企業省エネ補助金(各都道府県独自) 各都道府県・市区町村 1/3〜1/2(自治体により異なる) 10〜200万円程度(自治体により異なる) - 各自治体の指定設備(省エネ設備・再エネ設備・断熱工事等) 年1〜2回(自治体により異なる) 自治体の申請方法による 各都道府県・市区町村の補助金情報を確認

各補助金の補助率・上限額・公募時期は年度・公募回によって変わります。申請前に各公式サイトの最新公募要領で必ず確認してください。本表は2026年6月25日時点の情報をもとに作成。

SII設備単位型 vs ものづくり補助金:どちらを選ぶべきか

中小企業が省エネ補助金を選ぶ際に最も迷うのが、SII設備単位型とものづくり補助金の選択です。以下の選択チャートで判断してください。

補助金選択チャート

条件・状況推奨制度理由
LED照明・空調・ヒートポンプ・変圧器などSII指定設備を更新する SII設備単位型(第一選択) 補助下限30万円と少額から申請可。設備単体での申請が可能で審査が比較的シンプル
生産設備・製造ライン全体のリニューアルを検討している ものづくり補助金 補助率最大2/3・生産性向上と省エネを一体で申請できる。汎用省エネ設備単体ではなく事業計画全体での審査
投資額が1,500万円超で、かつ大規模な省エネを計画している SII工場事業場型(上限15億円) 工場全体のシステム改修に対応。エネルギー管理体制の整備が必要
新事業として省エネ・脱炭素分野への参入を計画している 事業再構築補助金(グリーン成長枠) 補助率最大2/3。既存事業からの大きな転換が要件のため、単純な設備更新では不適
SII補助金の対象にならない設備・少額投資(自治体補助金と組み合わせたい) 都道府県・市区町村の省エネ補助金 SII補助金と経費区分すれば併用可能なケースあり。自治体の補助金担当窓口に確認

「中小企業」の定義と補助率2/3を受けるための要件【2026年版】

省エネ補助金において「中小企業」かどうかは補助率に直接影響します。まず自社が中小企業の定義に該当するかを確認し、適用される補助率を把握しましょう。

中小企業の定義(省エネ補助金での判定基準)

省エネ補助金における「中小企業」の判定は、中小企業基本法に基づく業種別の資本金・従業員数基準が基本です。

業種資本金(または出資の総額)従業員数
製造業・建設業・運輸業・その他 3億円以下 300人以下
卸売業 1億円以下 100人以下
サービス業 5,000万円以下 100人以下
小売業 5,000万円以下 50人以下
小規模事業者(製造業・その他) - 20人以下
小規模事業者(商業・サービス業) - 5人以下

資本金・従業員のいずれか一方を満たせば中小企業と判定する制度が多いですが、補助金によって判定方法が異なる場合があります。必ず各制度の公募要領で確認してください。出典:中小企業基本法(e-Gov)

補助率2/3を受けるための要件

省エネ補助金で「補助率2/3」を実現する主な制度はものづくり補助金(小規模事業者枠)事業再構築補助金(グリーン成長枠)です。それぞれの要件を確認してください。

補助率2/3が適用される主な条件(2026年度参考)

制度2/3が適用される条件注意点
ものづくり補助金(小規模事業者)
  • 従業員数が製造業・その他20人以下、商業・サービス業5人以下の小規模事業者であること
  • 革新的なサービス・生産プロセスの改善に係る設備投資であること
  • 付加価値額・給与支給総額の向上目標を設定すること
省エネ「だけ」が目的では採択されにくい。生産性向上・売上貢献との一体性が審査で問われる
事業再構築補助金(グリーン成長枠)
  • 脱炭素・省エネ分野への新規事業転換・事業拡大であること
  • 既存事業からの大きな転換(売上構成比等の変化)が必要
  • 認定経営革新等支援機関(認定支援機関)の確認書が必要
  • 補助上限は中小企業で最大1.5億円
既存設備の単純な更新では対象外。「脱炭素分野への参入・転換」という事業転換の文脈が必要
SII設備単位型(トップ性能枠)
  • SII指定設備リストで「トップ性能品」に分類された設備であること
  • 補助率は1/2(2/3ではないが次点の高水準)
  • 省エネ率10%以上または年間1kl以上の削減が見込めること
対象製品は型番単位でSII指定設備リストに記載。メーカーに「トップ性能枠対象か」を必ず確認すること

補助率・要件は公募回ごとに変わる可能性があります。最新公募要領で必ず確認してください。本表は2026年6月25日時点の情報をもとに作成。

SII「トップ性能枠」で補助率1/2を得る方法

SII設備単位型で中小企業が最も高い補助率を得るには、導入設備がSII指定設備リストの「トップ性能品」に該当しているかを確認することが最初のステップです。

  • SII指定設備リストをダウンロードするSII指定設備検索サイトから設備区分別のExcelリストを無料ダウンロードできます。「トップ性能品」の欄にチェックが入っている型番が対象です
  • メーカーに確認する:「この製品(型番〇〇)はSII指定設備リストに登録されていますか?またトップ性能品扱いになりますか?」と直接メーカーの営業担当に確認するのが最も確実です。登録状況・公募回ごとに変わることもあります
  • SIIコールセンターに確認する:公募期間中はSIIの申請者向けコールセンターが稼働しており、特定の設備の指定状況について問い合わせが可能です(公募要領に番号が記載)
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省エネ補助金の対象設備と補助金額シミュレーション【中小企業向け2026年版】

SII「省エネ・非化石転換補助金(設備単位型)」で中小企業が申請できる主な設備区分と、補助金適用後の実質負担額シミュレーションを紹介します。

主要対象設備と省エネ効果

設備区分具体的な設備例通常補助率(中小)トップ性能枠補助率省エネ効果目安費用相場(設備本体)
LED照明(制御機能付き) センサー・調光制御付き高効率LED照明器具 1/3 1/2 電気代30〜70%削減 50〜300万円
高効率空調(業務用エアコン) 業務用マルチエアコン・パッケージエアコン(IPLV/APF基準超え) 1/3 1/2 電気代20〜50%削減 100〜2,000万円
ヒートポンプ 業務用ヒートポンプ給湯器・空冷ヒートポンプチラー 1/3 1/2 燃料費40〜70%削減 100〜2,000万円
変圧器 高効率変圧器(トップランナー基準超え) 1/3 1/2 変圧器損失20〜40%削減 50〜500万円
冷凍冷蔵設備 高効率冷凍機・冷蔵倉庫ユニットクーラー・業務用冷蔵ショーケース 1/3 1/2 電気代20〜45%削減 200〜3,000万円
ボイラー 高効率ボイラー・廃熱回収ボイラー・潜熱回収型給湯ボイラー 1/3 1/2 燃料費15〜30%削減 200〜5,000万円
コンプレッサー インバータ制御コンプレッサー(省エネ型エアコンプレッサー) 1/3 1/2 電気代30〜50%削減 50〜500万円
工業炉 高効率工業炉・蓄熱式燃焼装置付き工業炉 1/3 1/2 燃料費20〜40%削減 500〜5,000万円

対象設備の省エネ性能基準はSII指定設備リストで型番単位で確認してください。費用相場は参考値です。出典:SII設備単位型公募情報(2026年6月25日時点)

補助金適用後の実質負担シミュレーション

SII設備単位型の補助率1/3(通常)と1/2(トップ性能枠)を適用した場合の費用シミュレーション例です。

設備種別・規模設備本体費目安工事費目安対象経費合計補助金1/3補助金1/2(トップ性能)実質負担(1/3)実質負担(1/2)年間削減コスト目安
LED照明100台(飲食店舗) 150万円 50万円 200万円 約67万円 100万円 133万円 100万円 60〜90万円/年
業務用エアコン(マルチ5台・中規模オフィス) 500万円 150万円 650万円 約217万円 325万円 433万円 325万円 100〜200万円/年
業務用ヒートポンプ給湯器(旅館・食品工場) 400万円 100万円 500万円 約167万円 250万円 333万円 250万円 120〜200万円/年
インバータコンプレッサー(製造業) 250万円 50万円 300万円 100万円 150万円 200万円 150万円 80〜150万円/年
高効率変圧器+LED複合(小規模工場) 300万円 80万円 380万円 約127万円 190万円 253万円 190万円 50〜120万円/年

補助金額は採択審査・実績報告審査を経て確定します。対象経費の詳細・上限は公募要領でご確認ください。本表は参考試算です。出典:SII公募要領をもとに当サイトで試算(2026年6月25日時点)。

トップ性能枠を狙うと補助金はどう変わる?

同じ500万円の設備投資(ヒートポンプ給湯器)でも、通常枠(1/3)とトップ性能枠(1/2)では補助額が167万円から250万円へ(+83万円)と大きく変わります。メーカーに「トップ性能品か」を事前確認するだけで得られる差額です。機器選定の段階でSII指定設備リストとの照合を必ず行ってください。

省エネ補助金の申請の流れ【中小企業向け・ゼロからの完全ステップ2026年版】

SII「省エネ・非化石転換補助金(設備単位型)」をJグランツで申請する際の具体的な手順を解説します。公募締切の2ヶ月前には準備を開始することを強くお勧めします。

【申請前準備フェーズ】公募開始前にやること

  1. GビズIDプライムを取得する(未取得の場合・最優先)
    Jグランツでの電子申請にはGビズIDプライムが必須です。GビズID公式サイトから申請書類を作成し、法人印鑑証明書(発行3ヶ月以内)と申請書を郵送します。審査・発行まで約2〜3週間かかるため、公募開始前に必ず取得しておくことが最重要です。
  2. SIIの公募要領・指定設備リストをダウンロードして読む
    SII特設サイトから最新の公募要領・指定設備リスト・申請の手引きをダウンロードします。補助率・上限額・対象経費・申請スケジュールは年度・公募回で変わるため、古い資料の使い回し厳禁です。
  3. 導入予定設備がSII指定設備リストに掲載されているか確認する
    指定設備リストは機器メーカー・型番単位で管理されています。メーカー担当者に「このモデルはSII指定設備リストに掲載されているか・トップ性能品か」を確認依頼するのが効率的です。リストに掲載されていない設備は補助対象外です。
  4. 設備導入業者から見積書を取得する(2社以上・項目別)
    設備本体費・工事費(電気・配管・搬入・据付)を項目別に明記した見積書を2社以上から取得します。工事費が「一式」のみでは書類不備になります。省エネ補助金申請実績がある業者は書類作成サポートを受けやすいため、業者選定時に申請実績を確認してください。
  5. 省エネ効果計算書を準備する
    既設設備との比較で「省エネ率10%以上または年間1kl以上の削減」を示す省エネ効果計算書(SII所定様式)が必要です。多くのメーカーが代行または自動計算ツールを提供しているため、見積依頼時に「省エネ計算書も作成してほしい」と伝えると効率的です。

【申請フェーズ】Jグランツでの申請手順

  1. Jグランツにログインし、対象補助金の申請フォームを開く
    Jグランツ(https://jgrants.go.jp/)にGビズIDプライムでログイン後、「補助金を探す」からSII「省エネ・非化石転換補助金(設備単位型)」の公募ページを開き、「申請する」をクリックします。
  2. 申請フォームに事業者情報・設備情報を入力する
    事業者情報(法人名・住所・代表者名・業種・資本金・従業員数等)と設備情報(機器名・型番・数量・設置場所・省エネ効果)を入力します。途中保存機能を活用しながら作業を進めることが重要です。長時間の無操作でセッションタイムアウトが発生し、入力内容が消えることがあります。
  3. 添付書類をPDFでアップロードする
    見積書(2社以上)・仕様書・省エネ効果計算書・法人登記簿謄本(3ヶ月以内)・決算書(直近2期分)・設置場所の図面・現状設備の写真をアップロードします。1ファイル10MB以内が目安です。
  4. 申請内容を確認して提出する(締切1〜2週間前を目安に)
    入力内容・添付書類を最終確認してから「申請する」ボタンをクリックします。申請締切当日はJグランツが混雑で不安定になることがあるため、余裕を持って提出してください。提出後に申請受付番号がメール通知されます。

【採択後フェーズ】交付決定〜補助金受取までの手順

  1. 採択・交付決定通知を確認する
    申請から1〜2ヶ月後に採択結果がJグランツのマイページとメールで通知されます。採択=内定(まだ発注してはいけない)で、その後に「交付決定通知」が届いてから初めて機器発注・工事が可能になります。
  2. 交付決定通知を受けてから機器を発注・工事開始する
    交付決定通知の日付以降に機器の発注・工事契約・着工が可能です。交付決定日より前の発注・契約・着工は補助金対象外となり、認定取り消しになります。これが省エネ補助金申請で最も多いミスです。
  3. 工事完了後、証憑を保管して実績報告書を作成する
    設備の設置写真(工事前・工事中・完成後)・納品書・発注書・請求書・領収書・工事完了報告書・省エネ効果測定結果を揃えます。すべての書類を電子化(PDF・JPEG)して保管します。
  4. Jグランツで実績報告を提出する(期限厳守)
    Jグランツのマイページから「実績報告」を選択し、工事完了日・実際の費用・設置写真等をアップロードして提出します。実績報告の提出期限(通常は事業実施期間の終了日=年度末)を過ぎると補助金が受け取れなくなります。
  5. 補助金が指定口座に振り込まれる(後払い)
    実績報告の審査完了後(通常1〜2ヶ月)、指定口座に補助金が振り込まれます。補助金は後払いのため、設備費・工事費を一時的に自社で立替える資金計画が必要です。

省エネ補助金 申請必要書類チェックリストと失敗しないポイント【中小企業2026年版】

SII設備単位型 申請書類チェックリスト(2026年度版・中小企業向け)

書類名内容・注意点準備時期入手先
申請書(Jグランツ上のフォーム入力) 事業者情報・設備情報・省エネ計算・事業計画を入力。事前にExcel等でまとめておくと入力が楽 公募開始後 Jグランツ上で作成
SII指定設備の仕様書・型番確認書 指定設備リストとの照合に必要。型番が特定できるもの。「SII指定設備リスト掲載型番と一致」が確認できること 機器選定時 機器メーカーから入手
省エネ効果計算書(SII所定様式) 既設設備と新設設備の省エネ率・削減量を比較計算。SIIの計算フォームを使用。メーカーが代行するケース多い 公募開始後〜申請1週間前 SII特設サイトからダウンロード・メーカー代行
見積書(2社以上・設備本体費と工事費を項目別に記載) 「一式」表記では不備。本体費・電気工事費・配管工事費・据付費を個別明記が必要 公募開始後〜申請2週間前 設備業者・施工業者から入手
法人登記簿謄本(発行から3ヶ月以内) 法務局で取得(オンライン取得可・手数料350〜480円)。履歴事項全部証明書 申請直前(有効期限に注意) 法務局(オンライン申請可)
直近2期分の決算書(貸借対照表・損益計算書) 税理士から入手。PDFスキャンで提出 早めに準備 税理士・顧問会計士
設置場所の写真・図面(現状確認) 既設設備が確認できる写真・設置場所の位置図・平面図。スマートフォンで撮影してPDF/JPEG化 申請前に撮影・準備 自社で撮影・設計図書から作成
事業計画書(省エネ目標・導入スケジュール) 公募要領の様式に従って記載。導入目的・省エネ効果・完了予定時期を記述 申請1〜2週間前 自社で作成(コンサルに依頼可)
GビズIDプライムの取得確認 取得済みでないとJグランツにログイン不可・申請自体ができない 公募開始前(最優先) GビズID公式

必要書類の詳細は必ずSII公式の最新公募要領でご確認ください。公募回によって求められる書類が変わることがあります。

よくある失敗パターンと対策

省エネ補助金申請でよくある失敗トップ5

失敗パターン原因対策
【最重要】交付決定前に機器を発注・着工 「採択通知=発注可」と誤解する。工事業者から急かされて早まる 採択通知と交付決定通知は別物と認識する。「交付決定通知書」の文書を受け取った日以降に発注
GビズIDを公募開始後に申請する 公募開始を知ってから申請し始め、締切に間に合わない 公募スケジュールを事前確認し、公募開始前の時点でGビズIDプライムを取得済みにする
見積書を「一式」のみで取得する 設備業者に「省エネ補助金用の見積」と指定せずに発注する 見積依頼時に「SII省エネ補助金申請用・設備本体費と工事費を項目別に記載してほしい」と明示
指定設備リスト未掲載の設備で申請する 「省エネ設備なら何でも対象」と思い込む。メーカーや業者に確認しない 機器選定段階でSII指定設備リストを確認・メーカーに登録状況を問い合わせる
補助金を先受けできると思って資金計画を立てる 補助金は後払いと知らずに設備費の支払い計画を立てる 補助金は後払い(実績報告審査後)を前提に、立替資金または融資の計画を事前に立てる

採択率を上げる実践ポイント

  • 早期申請:公募開始から2週間以内に申請することで、不備の修正時間を確保できます。先着順ではありませんが、早期申請は書類品質の確保につながります
  • 省エネ効果計算書の精度向上:省エネ削減率が高く・計算根拠が明確なほど審査で有利になるケースがあります。メーカーの計算ツールを活用してください
  • トップ性能枠を狙う:同じ設備でもトップ性能品は補助率が1/2に上がります。メーカーに確認するだけで補助額が最大1.5倍になります
  • 申請代行・コンサルの活用:省エネ補助金申請実績が豊富なコンサルタントへの依頼は成功報酬型10〜15%が相場ですが、採択率向上と書類品質の改善につながります
  • SIIコールセンターの積極活用:不明点はSIIの申請者向けコールセンター(公募要領記載)に事前確認。書類不備の予防に最も効果的です

国補助金×都道府県補助金の組み合わせ戦略と相談窓口【中小企業2026年版】

SII補助金と都道府県補助金の組み合わせ戦略

SII省エネ補助金(国・Jグランツ経由)は都道府県独自の省エネ補助金と経費を区分することで併用できる場合があります。同一設備・同一経費への重複申請は禁止ですが、異なる設備・異なる経費であれば同一年度に両制度を活用できるケースがあります。

申請先対象設備(例)補助率補助額(参考)申請方法
SII設備単位型(国) 設備A:業務用エアコン(500万円) 1/3 約167万円 Jグランツ経由
都道府県の省エネ補助金 設備B:LED照明(100万円) 1/2以内・上限50〜100万円が多い 約50万円 各都道府県の申請方法(Jグランツ以外の場合あり)
組み合わせ効果 合計600万円の設備投資 合計補助217万円(率36%) - 各制度の経費区分ルールを事前確認

同一設備・同一経費への重複申請は禁止です。経費区分の具体的な方法は必ずSIIおよび都道府県の補助金担当窓口に事前確認してください。出典:SII公募要領(2026年6月25日時点)

省エネ補助金申請の無料相談窓口一覧

相談窓口対応内容費用連絡先・情報源
SII申請者向けコールセンター SII省エネ補助金の申請方法・書類不備・指定設備確認 無料 公募要領に番号記載(公募期間中のみ)
GビズIDコールセンター GビズIDプライムの申請・エラー対処・パスワードリセット 無料 GビズIDヘルプ
各都道府県 よろず支援拠点 補助金制度の概要説明・活用判断・GビズID取得サポート・事業計画アドバイス 無料 よろず支援拠点全国一覧
認定経営革新等支援機関(税理士・中小企業診断士) 事業計画書作成・財務アドバイス・申請書類一式確認(ものづくり補助金申請に必須) 相談無料〜有料 認定支援機関検索サイト
一般財団法人省エネルギーセンター 省エネ診断・省エネ設備の選定相談(工場事業場型の申請要件にもなり得る) 無料〜低廉 省エネルギーセンター公式
省エネ補助金申請代行・コンサル 申請書類一式作成・省エネ計算書作成・実績報告まで一括サポート 成功報酬型(補助金額の10〜15%程度) 各都道府県の省エネコンサル会社(実績確認のうえ依頼)

省エネ補助金ナビの無料相談・申請サポート

省エネ補助金ナビでは、GビズIDの取得方法からJグランツでの申請・書類作成まで無料でご相談いただけます。SII設備単位型・ものづくり補助金の両制度を比較し、自社の設備投資に最適な申請戦略と書類作成をワンストップでサポートします。

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よくある質問(FAQ)

A2026年度に中小企業が活用できる主要省エネ補助金の補助率は、SII「省エネ・非化石転換補助金(設備単位型)」が通常1/3・トップ性能枠1/2、ものづくり補助金(省エネ・省力化枠)が最大2/3(小規模事業者)です。補助率2/3を得るにはものづくり補助金の小規模事業者枠(製造業20人以下・サービス業5人以下)への該当と、生産性向上との一体性が審査で必要です。補助率・要件は公募回ごとに変わるため、必ずSII公式サイトおよびものづくり補助金公式の最新公募要領をご確認ください。
ASII「省エネ・非化石転換補助金(設備単位型)」のトップ性能枠(補助率1/2)を受けるには、導入する設備がSII指定設備リストで「トップ性能品」に分類されている型番である必要があります。確認手順は次の通りです。①SII指定設備検索サイトから設備区分別のExcelリストをダウンロードし、「トップ性能品」欄を確認する。②機器メーカーの営業担当に「この型番はSII設備単位型のトップ性能品に該当しますか」と直接確認する。SIIコールセンター(公募要領記載)でも照会可能です。対象製品は型番単位での登録のため、外観が似ている別型番でも対象外になるケースがあります。
Aはい、GビズIDプライムの取得は必須です。Jグランツ(補助金電子申請システム)にはGビズIDプライムでログインする必要があり、取得していないと申請自体ができません。取得方法は次の通りです。①GビズID公式サイトから「プライム申請」を開始。②法人情報(法人番号・代表者名・住所等)を入力後、「GビズIDプライム登録申請書」を印刷・代表者印で押印。③法人の印鑑証明書(発行3ヶ月以内)と申請書を郵送。④審査後にSMS認証でアカウント有効化。書類郵送から発行まで約2〜3週間かかるため、公募開始前に必ず取得しておくことが最重要です。
A採択通知が来ても機器の発注はできません。採択は審査通過の「内定」に過ぎず、その後に届く「交付決定通知書」を受領した日以降に初めて機器の発注・工事契約・着工が可能になります。採択から交付決定まで通常2〜4週間かかります。交付決定前の発注・着工は補助金対象外となり採択取り消しになるため、この点は絶対に守ってください。工事業者から「早く発注してほしい」と急かされても、交付決定通知書の受領後まで待つ必要があります。
Aいいえ、省エネ補助金(SII設備単位型を含む)は後払い制です。設備導入・工事完了後に実績報告書を提出し、SIIの審査を経て補助金が交付されます。交付決定から補助金の受取まで全体で半年〜1年程度かかります。設備費・工事費を一時的に自社で立替える資金計画が必要です。立替資金に不安がある場合は、日本政策金融公庫の「省エネルギー化支援融資」や信用保証協会の活用を検討してください。補助金申請と融資を組み合わせることは可能です。
A同一設備・同一経費への重複申請は禁止ですが、異なる設備・異なる経費であれば同一年度に両制度を申請できます。例えば「設備A(LED照明)の導入費をSII設備単位型で申請し、設備B(生産設備の省エネ化)の費用をものづくり補助金で申請する」という形の組み合わせは可能なケースがあります。ただし具体的な経費区分の方法は、SIIの申請者向けコールセンターおよびものづくり補助金の担当窓口に必ず事前確認してください。
A補助金の申請自体(Jグランツへの申請)は無料です。ただし、書類準備(法人登記簿謄本の取得費用350〜480円、省エネ効果計算書の作成費用等)はかかります。省エネ補助金申請代行コンサルタントへの依頼は成功報酬型で補助金額の10〜15%程度が相場です。初回申請で書類作成に不安がある場合・申請書類が複雑な工場事業場型の場合・採択率を重視する場合はコンサルへの依頼を検討してください。一方、LED照明の更新等のシンプルな設備単体の申請であれば、SIIのコールセンターとメーカーのサポートを活用しながら自社で申請できるケースも多いです。
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