省エネ補助金の申請代行の費用相場【2026年版・選び方】
申請実務
公開: 2026年4月5日
更新: 2026年4月5日
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この記事の結論
省エネ補助金の申請は自社でも可能ですが、省エネ計算書の作成や事業計画書の策定には専門的な知識と経験が求められます。特にオーダーメイド型やZEB補助金は申請難易度が高く、多くの企業が専門家に代行を依頼しています。
省エネ補助金の申請代行とは?自分で申請 vs 代行依頼
省エネ補助金の申請は自社でも可能ですが、省エネ計算書の作成や事業計画書の策定には専門的な知識と経験が求められます。特にオーダーメイド型やZEB補助金は申請難易度が高く、多くの企業が専門家に代行を依頼しています。
| 比較項目 | 自社で申請 | 専門家に代行依頼 |
| 費用 | 0円(社内人件費のみ) | 10万〜200万円 |
| 所要時間 | 100〜300時間 | 10〜30時間(社内の対応分) |
| 採択率 | 平均的 | 高い(経験による書類品質向上) |
| 適している制度 | 告示基準型 | オーダーメイド型・ZEB補助金 |
代行依頼がおすすめのケース
- 初めて省エネ補助金に申請する企業
- オーダーメイド型で申請する場合(事業計画書の作成が必要)
- 補助金額が500万円以上で、成功報酬を払っても十分にメリットがある場合
- 社内に申請担当のリソースがない場合
申請代行の料金体系【成功報酬型・固定型・ハイブリッド型】
省エネ補助金の申請代行の料金体系は、大きく3つのタイプがあります。
| 料金タイプ | 仕組み | 相場 | メリット | デメリット |
| 成功報酬型 | 採択された場合のみ報酬を支払い | 補助金額の10〜20% | 不採択なら費用ゼロ | 高額な補助金だと報酬も高額に |
| 固定報酬型 | 採択・不採択に関わらず固定料金 | 30万〜150万円 | 予算が明確 | 不採択でも費用が発生 |
| ハイブリッド型 | 着手金 + 成功報酬 | 着手金10万〜30万円 + 成功報酬5〜15% | リスク分散 | やや複雑 |
制度別の代行費用相場
制度ごとの申請代行費用の相場をまとめました。申請難易度と作業量に比例して費用が変わります。
告示基準型の代行費用
| 料金タイプ | 相場 | 含まれるサービス |
| 成功報酬型 | 補助金額の10〜15% | 申請書作成、見積支援、省エネ計算、Jグランツ入力代行 |
| 固定報酬型 | 20万〜80万円 | 同上 |
告示基準型はSII認定設備リストから選ぶだけなので、代行費用は比較的安価です。補助金額が200万円以下の場合は自社申請でも十分対応できます。
オーダーメイド型の代行費用
| 料金タイプ | 相場 | 含まれるサービス |
| 成功報酬型 | 補助金額の15〜20% | 事業計画書作成、省エネ計算(詳細版)、計測検証計画、全書類作成 |
| 固定報酬型 | 50万〜200万円 | 同上 |
事業計画書の作成負荷が高いため、告示基準型より費用が高くなります。事業計画書の書き方を理解した上で依頼すると、コンサルタントとのコミュニケーションがスムーズです。
ZEB補助金の代行費用
| 料金タイプ | 相場 | 含まれるサービス |
| 成功報酬型 | 補助金額の15〜20% | ZEB設計支援、BEST計算、申請書類一式作成 |
| 固定報酬型 | 100万〜300万円 | 同上(設計費は別途の場合あり) |
ZEB補助金はBEST計算やZEB設計図書の作成が必要で、高度な専門知識が求められるため最も費用が高くなります。
代行費用のシミュレーション【具体例】
実際のケースを想定して、代行費用と手取りの補助金額をシミュレーションします。
| 項目 | 例1: 小規模 | 例2: 中規模 | 例3: 大規模 |
| 制度 | 告示基準型 | 告示基準型 | オーダーメイド型 |
| 投資額 | 300万円 | 2,000万円 | 8,000万円 |
| 補助率 | 2/3 | 2/3 | 1/2 |
| 補助金額 | 200万円 | 1,333万円 | 4,000万円 |
| 代行費用(成功報酬15%) | 30万円 | 200万円 | 600万円 |
| 手取り補助金 | 170万円 | 1,133万円 | 3,400万円 |
| 代行の費用対効果 | まずまず | 良い | 非常に良い |
補助金額500万円以上なら代行がお得
補助金額が500万円以上の場合、代行費用を払っても手取りで大きなメリットが残ります。さらに自社で申請するよりも採択率が向上するため、不採択リスクの低減効果も加味すると代行依頼の費用対効果は高いです。
代行を依頼できる専門家の種類
省エネ補助金の申請代行を依頼できる専門家の種類と特徴を比較します。
| 専門家 | 強み | 費用傾向 | おすすめケース |
| 省エネコンサルタント | 省エネ計算・設備選定に精通 | 中〜高 | 省エネ診断から一貫支援が必要な場合 |
| 補助金コンサルタント | 補助金申請全般の経験豊富 | 中 | 省エネ以外の補助金との併用を検討する場合 |
| 行政書士 | 書類作成・手続きのプロ | 低〜中 | 書類作成の代行のみ依頼する場合 |
| 設備メーカー・施工業者 | 設備の技術的知識 | 低(サービスの場合あり) | 設備導入と申請をセットで依頼する場合 |
| 中小企業診断士 | 事業計画書の策定に強い | 中 | オーダーメイド型の事業計画書作成 |
専門家の選び方の詳細は専門家の選び方ガイドをご覧ください。
代行業者を選ぶ際のチェックポイント
申請代行業者を選ぶ際に確認すべきポイントを紹介します。
- 省エネ補助金の実績件数: SII補助金の申請実績が10件以上あるか。実績が多いほど審査のポイントを熟知している
- 採択率の実績: 過去の採択率を確認。70%以上の採択率がある業者は信頼性が高い
- 料金体系の透明性: 成功報酬の%、追加費用の有無、不採択時の費用を事前に明示しているか
- 対応範囲の明確化: 省エネ計算・事業計画書作成・Jグランツ入力のどこまで対応するか
- コミュニケーション: 申請の進捗報告、質問への対応速度が適切か
- アフターフォロー: 交付決定後の実績報告支援まで対応するか
悪質な業者に注意
「100%採択保証」や「成功報酬30%以上」を掲げる業者には注意してください。補助金の採択を100%保証することは不可能であり、過度に高い成功報酬は適正相場を大きく超えています。
代行費用を抑えるための3つの方法
代行費用をなるべく抑えつつ、質の高い支援を受けるための方法です。
- できるところは自社で対応: GビズID取得、見積もり取得、エネルギー使用データの整理は自社で行い、省エネ計算と書類作成のみ外注。部分的な依頼で費用を削減
- 設備メーカーの無料支援を活用: 大手メーカー(ダイキン、パナソニック等)は自社設備の導入時に省エネ計算や申請支援を無料で行うケースがある
- 複数業者から見積もりを取得: 代行業者も2〜3社から見積もりを取り、対応範囲と費用を比較検討。相場から大きく外れる業者は避ける
省エネ補助金全体の流れは完全ガイドで把握しておきましょう。