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静岡県のEV充電補助金2026【法人・中小企業向け申請ガイド】

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この記事の結論

静岡県 EV充電補助金2026 結論まとめ 国の主力制度:次世代自動車振興センター(NeV)の「充電インフラ等導入補助事業」——普通充電器・急速充電器ともに補助率1/2〜2/3、工事費も補助対象 県の上乗せ:静岡県「中小企業省エネ設備導入支援補助金」等で国補助に加え追加補助を受けられるケースあり(最新情報は静岡県産業部

静岡県でEV充電補助金を活用するポイント【2026年結論】

静岡県 EV充電補助金2026 結論まとめ

  • 国の主力制度:次世代自動車振興センター(NeV)の「充電インフラ等導入補助事業」——普通充電器・急速充電器ともに補助率1/2〜2/3、工事費も補助対象
  • 県の上乗せ:静岡県「中小企業省エネ設備導入支援補助金」等で国補助に加え追加補助を受けられるケースあり(最新情報は静岡県産業部へ確認)
  • 市町村補助:浜松市・静岡市など独自補助を設けている自治体あり(年度ごとに変わるため各市役所へ確認必須)
  • 組み合わせ効果:国+自治体の重複可能範囲で活用すれば、普通充電器1台あたり実質負担を10〜20万円程度に抑えられるケースも

※補助金の内容・予算・公募時期は年度・公募回ごとに変わります。申請前に必ず各機関の最新公募要領を確認してください。

静岡県はトヨタ自動車グループや自動車部品メーカーが集積する「クルマ産業の県」として、EV普及とともに充電インフラ整備への需要が急増しています。事業所の社有EVへの充電設備、社員寮・社員駐車場への設置、お客様向けのサービス充電スポット——いずれのケースでも補助金を活用することで初期投資を大幅に抑えられます。

本記事では法人(中小企業・大企業)向けに、2026年度の補助制度の全体像から具体的な申請手順まで順を追って解説します。個人(個人事業主含む)の方は国の制度に申請できる場合もありますが、申請主体の要件は各公募要領でご確認ください。

EV充電器の種類と用語を確認する

用語説明主な用途
普通充電器 最大3〜6kW。AC100V/200Vコンセント型もある。フル充電に8〜12時間程度 社員駐車場・マンション・宿泊施設・社員寮
急速充電器 最大50〜150kW以上。フル充電に20〜60分。設備費・工事費が高額 SA/PA・商業施設・ディーラー・物流拠点
NeV(次世代自動車振興センター) 経済産業省が所管する補助金の執行機関。CEV補助金の窓口 ——
CEV(クリーンエネルギー自動車) 電気自動車(EV)・プラグインハイブリッド(PHEV)等の総称 ——

国の主力制度|充電インフラ等導入補助事業(CEV補助金)2026年度版

法人がEV充電器を導入する際の最大の補助源は、経済産業省が次世代自動車振興センター(NeV)を通じて実施する「充電インフラ等導入補助事業」(通称:CEV充電インフラ補助金)です。2026年度も継続公募が見込まれていますが、予算に限りがあり先着・申請状況によって早期に締切となるケースがあります

2026年度 CEV充電インフラ補助事業 概要

項目内容
事業名充電インフラ等導入補助事業(令和6年度補正予算・令和7年度予算)
所管省庁経済産業省(執行:次世代自動車振興センター/NeV)
申請主体法人(株式会社・有限会社・一般社団法人等)、個人事業主
対象設備NeVが指定する補助対象リスト登録済みの充電器(普通・急速)
補助率・補助額(普通充電器)設備費の1/2〜2/3程度(機器種別・設置場所により異なる)
補助率・補助額(急速充電器50kW)設備費+工事費の1/2程度(上限は公募要領で確認)
工事費の補助充電器本体補助額の一定割合まで対象(公募要領で確認)
電子申請NeVの電子申請システム(GビズIDプライム等は不要の場合もあるが要確認)
公式情報源次世代自動車振興センター(NeV)公式サイト

※2026年度の詳細(補助率・上限額・公募時期)は必ずNeV公式サイトの最新公募要領を確認してください。年度・公募回によって条件が異なります。

CEV補助金の対象設備一覧

補助対象となる充電器はNeVが指定する「補助対象機器リスト」に登録されている製品に限られます。リストはNeV公式サイトから最新版をダウンロードして確認してください。以下は補助対象となる設備カテゴリの概要です。

設備カテゴリ出力目安主な設置場所導入費目安
普通充電器(壁掛け型・スタンド型) 3〜6kW 社員駐車場・マンション・宿泊施設・店舗 本体15〜50万円+工事5〜30万円
急速充電器(50kW級) 50kW 商業施設・SA/PA・物流センター・ディーラー 本体200〜400万円+工事100〜200万円
急速充電器(90〜150kW級) 90〜150kW 高速道路SA/PA・大型商業施設・物流拠点 本体500〜1,000万円+工事150〜300万円
V2H機器(双方向充電) 6kW(給電) 工場・事業所(EV→建物への給電にも対応) 本体50〜100万円+工事20〜50万円

※上記の費用はあくまで参考値です。実際の価格・工事費は業者見積で確認してください。設置場所の電源容量・キュービクル増設の要否によって工事費が大きく変わります。

補助対象経費の範囲

経費区分補助対象注意点
充電器本体費 対象NeVリスト登録製品のみ
設置工事費(電気工事・配管) 対象(条件付き)本体補助額の一定割合まで(公募要領で確認)
キュービクル増設・幹線工事 対象のケースあり急速充電器等で特に重要。公募要領で確認
課金管理システム 対象のケースあり外部への課金サービスを提供する場合
消費税 対象外課税事業者は税抜価格が補助対象
維持管理・保守費 対象外月々の保守・保険料は自己負担
充電器の撤去・廃棄費 対象外既設設備の撤去費は補助対象外

静岡県・市町村の上乗せ補助金【2026年度の確認ポイント】

国のCEV補助金に加えて、静岡県・県内各市町村も独自の補助制度を設けているケースがあります。ただし自治体補助は予算・制度の存廃が年度ごとに変わります。本記事では確認ポイントと主要な問い合わせ先を整理しますが、実際の申請前には必ず各機関へ最新情報を確認してください。

静岡県の補助制度(確認ポイント)

静岡県の省エネ・EV関連補助(2026年度確認事項)

  • 中小企業省エネ設備導入支援補助金:省エネ設備全般を対象に県独自の補助金を実施している場合があります。EV充電器が対象設備として認められるかは年度・公募内容によります。詳細は静岡県経済産業部ウェブサイトを確認してください。
  • 静岡県脱炭素推進補助金:カーボンニュートラルに向けた設備投資として、EV充電インフラも補助対象となる可能性があります。静岡県環境局で最新情報を確認してください。
  • 静岡県産業振興財団の支援:資金調達支援・融資あっせんとあわせて補助金活用のアドバイスを受けられる場合があります。

問い合わせ先:静岡県経済産業部 産業革新推進室 / 環境局 ゼロカーボン推進課(TEL・窓口は静岡県公式サイトで確認)

浜松市の補助制度(確認ポイント)

自動車産業の集積地である浜松市は、EVや脱炭素に積極的な自治体として知られています。

制度名(例示・要確認)対象確認先
浜松市 事業者向けCO2削減設備導入補助 EV充電器等の脱炭素設備(年度により対象変動) 浜松市環境部 環境政策課
浜松市 中小企業設備投資補助 生産性向上・省エネ設備(EV充電器含む可能性あり) 浜松市産業部 産業振興課

※上記の制度名・内容は参考例です。2026年度の実施状況・対象要件は必ず浜松市の公式ウェブサイトまたは窓口へお問い合わせください。

静岡市の補助制度(確認ポイント)

制度名(例示・要確認)対象確認先
静岡市 中小企業カーボンニュートラル補助金 省エネ・再エネ設備(EV充電器含む可能性あり) 静岡市 環境局 ゼロカーボン推進課
静岡市 小規模事業者持続化補助金連携 商工会・商工会議所経由の設備投資支援 静岡商工会議所・各地域商工会

※各補助金の予算・公募時期・対象設備は年度ごとに変わります。申請前に必ず最新公募要領を確認してください。

その他の市町村(確認先一覧)

市町村補助金の可能性がある窓口確認ポイント
沼津市沼津市 産業振興部 産業政策課事業者向け省エネ設備補助の有無
富士市富士市 産業政策課 / 環境部カーボンニュートラル補助・EV充電器補助の有無
磐田市磐田市 産業部 産業政策課ものづくり企業向け省エネ設備補助
焼津市焼津市 産業振興課水産・食品企業向け補助・EV補助の有無
藤枝市藤枝市 産業政策課EV・省エネ設備補助
島田市島田市 農林商工課中小企業向け設備補助
掛川市掛川市 産業経済部脱炭素・省エネ設備補助
袋井市袋井市 産業環境部EV充電インフラ補助の有無

各市町村のウェブサイトや産業振興担当課に「EV充電器 補助金 2026」として直接問い合わせることで、最新の制度情報を得られます。

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国・県・市の補助金を徹底比較【静岡県EV充電器補助金 比較表2026】

複数の制度を組み合わせることで補助額を最大化できます。以下は制度の特徴を整理した比較表です。

補助制度 補助率・金額目安 申請主体 対象設備 公募時期目安 公式情報源
国(NeV)CEV充電インフラ補助 設備費の1/2〜2/3
(工事費も一部対象)
法人・個人事業主 NeVリスト登録の普通・急速充電器 4〜12月(通年・予算次第) NeV公式
静岡県 省エネ・脱炭素補助 年度により異なる
(要確認)
県内法人・中小企業 省エネ設備全般(EV充電器含む可能性あり) 年度初め〜上半期が多い 静岡県公式
浜松市 脱炭素設備補助 設備費の1/3〜1/2程度
(年度により変動)
市内中小企業 CO2削減・省エネ設備(要確認) 年度により異なる 浜松市公式
静岡市 カーボンニュートラル補助 年度により異なる
(要確認)
市内中小企業 省エネ・再エネ設備(要確認) 年度により異なる 静岡市公式
経済産業省 省エネ補助金(SII)設備単位型 中小企業1/2、大企業1/3
上限1億円
法人・個人事業主 SII指定の省エネ設備(EV充電器が含まれるか公募要領で確認) 4〜6月(公募要領で確認) SII公式

補助金の重複申請に関する注意事項

同一設備に対して複数の補助金を重複受給することは原則として禁止されています。ただし、補助金の財源(国・県・市)が異なる場合、重複受給が認められるケースがあります。例えばNeV(国)の補助金と静岡市(市)の補助金を組み合わせる場合は、双方の公募要領で「他の補助金との併用」条件を確認してください。不明な場合は各機関の窓口または認定支援機関に相談することを推奨します。

静岡県向け費用シミュレーション【補助金適用後の実質負担】

以下は静岡県内の中小企業がEV充電器を導入する場合の概算シミュレーションです。国(NeV)の補助金のみを適用したケースを基本とし、参考値として示します。実際の補助金額・工事費は見積もりで確認してください。

ケース①:社員駐車場に普通充電器を3台設置(中小企業・製造業)

浜松市や磐田市など自動車部品メーカーが多い地域でよく見られるケース。社有EVへの充電設備として導入。

費用項目金額(税抜)
普通充電器(6kW壁掛け型)×3台90万円(1台30万円)
電気工事・配線・ブレーカー工事45万円
ケーブル・スタンド等付帯設備15万円
導入費合計150万円
NeV補助金(設備費1/2・工事費一部)▲60万円(概算)
実質負担額(概算)90万円

普通充電器3台(合計18kW出力)で夜間8〜10時間充電すれば、日産リーフ(60kWh)換算で約3台分を満充電できます。社有EVを翌朝フル充電の状態で確保するための最低限のインフラです。

ケース②:商業施設に急速充電器1台設置(集客・サービス用)

静岡・浜松などの商業施設が集客手段としてEV充電サービスを提供するケース。

費用項目金額(税抜)
急速充電器(50kW級)×1台300万円
電気工事(受電設備改修含む)150万円
課金管理システム・通信費(初期)30万円
導入費合計480万円
NeV補助金(設備費1/2・工事費一部)▲165万円(概算)
実質負担額(概算)315万円

急速充電器の設置は集客効果が大きく、充電中の滞在時間(20〜40分)に店内消費が生まれます。充電課金による収益(1kWhあたり50〜70円程度)で5〜10年での投資回収を狙えるケースもあります。

ケース③:物流センターに急速充電器3台設置(EV商用車対応)

静岡港周辺・富士山麓の物流拠点がEV配送トラック・EV商用バン向けに導入するケース。

費用項目金額(税抜)
急速充電器(90kW級)×3台1,800万円(1台600万円)
受電設備増強・キュービクル改修・幹線工事600万円
課金管理・遠隔監視システム90万円
導入費合計2,490万円
NeV補助金(設備費・工事費の1/2程度)▲900万円(概算)
実質負担額(概算)1,590万円

※上記はモデルケースの概算です。実際の補助対象経費の計上範囲・補助上限額は年度の公募要領で確認してください。工事費が大きくなる場合は対象外となる費用も生じます。

導入費用の内訳と価格帯

充電器種別本体費(目安)工事費(目安)合計目安NeV補助後実質
普通充電器(3kW)×1台10〜20万円5〜15万円15〜35万円10〜20万円
普通充電器(6kW)×1台20〜40万円10〜20万円30〜60万円15〜35万円
急速充電器(50kW)×1台200〜350万円80〜150万円280〜500万円140〜280万円
急速充電器(90kW)×1台500〜700万円150〜300万円650〜1,000万円325〜550万円

※補助後実質負担は補助率1/2で単純計算した概算であり、工事費の補助対象範囲・補助上限額によって実際の負担は異なります。

申請前の自己チェックリスト【EV充電器補助金 法人向け】

EV充電器の補助金申請を検討する前に、以下のチェックリストで自社の状況を確認してください。

申請適格チェックリスト

  • 【申請主体】 法人(株式会社・有限会社・一般社団法人等)または個人事業主であること。国・地方公共団体は原則対象外
  • 【設備の新規性】 新品の補助対象機器リスト登録品を新規設置する計画であること(中古品・既設品は原則対象外)
  • 【NeVリスト確認】 導入予定の充電器機種がNeVの補助対象機器リストに登録されているか確認済みであること
  • 【設置場所の電源容量】 設置場所の電源設備(分電盤・受電設備)の容量が充電器の必要電力に対応できるか、または対応工事を見積済みであること
  • 【交付決定前に発注しない】 NeVからの交付決定通知が来るまで機器の発注・工事開始をしないこと(この点は最重要)
  • 【見積書の準備】 充電器本体・設置工事費が項目別に記載された見積書を複数業者から取得済み、または取得できる状態であること
  • 【資金計画】 補助金は事業完了後に交付されるため、導入費を一時立替できる資金計画があること(融資活用の場合は日本政策金融公庫等を検討)
  • 【設置場所の権利確認】 設置場所が自社所有(または賃貸の場合はオーナーの承諾が取れる見通し)であること
  • 【自治体補助の確認】 静岡県・市町村の独自補助についても最新情報を確認済みであること
  • 【申請システム登録】 NeVの電子申請システムへの登録が完了、または完了できる状態であること

EV充電器補助金申請に必要な主な書類

書類名内容・用途準備目安時期
申請書(NeV電子申請)事業者情報・設備情報・設置場所・事業計画等を入力公募開始後〜締切2週間前
機器仕様書・カタログ補助対象リストとの照合・出力・型番を確認メーカー・販売店から入手
見積書(2〜3社以上推奨)本体費・工事費が項目別に記載されたもの公募開始直後〜2週間以内
設置場所の図面・写真充電器の設置位置・駐車スペースの確認事前に準備
法人登記簿謄本(または登記事項証明書)申請主体の確認法務局または登記ネットで取得
決算書(直近1〜2期分)財務状況の確認事前に準備(税理士から入手)
建物・土地の権利関係書類賃貸の場合はオーナー同意書が必要なケースあり事前に確認・準備
充電サービス提供計画書外部向け充電サービスを提供する場合に必要申請2週間前から作成

静岡県内の設置工事で注意すべき点

  • 電気工事士の確保:急速充電器(高圧受電設備が必要なケース)は電気主任技術者・高圧受電設備の工事業者との連携が必要です。静岡県内での実績ある業者を選定してください
  • 冬季の凍結対策:富士山麓・伊豆山間部など寒冷地では屋外設置の充電器に凍結防止対応が必要な場合があります。見積に含まれているか確認してください
  • 駿河湾沿岸の塩害対策:沿岸部の事業所では塩害対応仕様の充電器を選択することを推奨します

静岡県でEV充電器補助金を申請する7ステップ

国のCEV充電インフラ補助金を申請する標準的な流れを解説します。公募締切の2ヶ月前には準備を開始することを強くお勧めします。

  1. ステップ1:NeVの最新公募要領を確認する(公募開始直後)
    次世代自動車振興センター(NeV)公式サイトから最新の公募要領と補助対象機器リストをダウンロードします。補助率・上限額・対象経費・申請期間は年度・公募回によって変わるため、古い情報に頼らず必ず最新版を確認してください。同時に静岡県・市町村の補助金も確認し、組み合わせ可能かチェックします。
  2. ステップ2:設置場所の電源調査と充電器機種の選定
    設置場所の電源容量(分電盤・キュービクルの空き容量)を電気工事業者に確認します。デマンド超過リスクがある場合はキュービクル増設が必要となり工事費が増加します。設置場所の状況と予算に合わせて、NeVの補助対象機器リストに登録された機種から選定します。
  3. ステップ3:販売・設置業者から見積取得(2〜3社以上)
    充電器メーカー代理店・電気設備工事会社・EV充電インフラ専門業者から見積を取ります。見積書には「充電器本体費」「電気工事費」「キュービクル・幹線工事費」「課金システム費」を項目別に明記してもらいます。補助金申請の実績がある業者を選ぶと書類作成のサポートが受けやすくなります。
  4. ステップ4:申請書類の準備・NeV電子申請システムへの入力
    公募要領に従って申請書類を準備します。NeVの電子申請システムに事業者情報・設備情報・設置場所情報・事業計画を入力し、必要書類を添付してオンラインで申請します。申請内容に不備があると審査が遅れたり不採択になるリスクがあるため、余裕を持って準備することが重要です。
  5. ステップ5:採択・交付決定通知を待つ(申請から1〜2ヶ月後)
    NeVから採択・交付決定通知が届くまで待ちます。交付決定通知が来るまでは充電器の発注・工事開始を絶対にしないでください。交付決定前に発注・設置を開始した場合、補助金の交付対象外となります。この期間を利用して工事業者との段取りを確認しておきましょう。
  6. ステップ6:交付決定後に機器発注・設置工事の実施
    交付決定通知を受け取ったら、充電器の発注と設置工事を開始します。工事完了後、充電器の動作確認と設置写真の撮影を行います。補助金の交付条件として定める期限(実績報告期限)までに工事を完了させてください。
  7. ステップ7:実績報告の提出と補助金交付
    工事完了後、NeVに実績報告書を提出します。報告書には設置完了写真・領収書・工事完了証明書等を添付します。NeVの審査を経て補助金が交付されます。補助金交付後も定める期間(原則として補助事業の完了から5年程度)は報告義務が継続する場合があります。

申請から補助金交付までの標準タイムライン

フェーズ期間目安主なアクション
事前準備公募前1〜2ヶ月公募要領確認・機種選定・見積取得
申請公募開始〜締切書類作成・電子申請
審査・採択申請後1〜2ヶ月NeVによる審査
交付決定採択通知後2〜4週間交付決定通知受領
機器発注・設置工事交付決定後1〜3ヶ月発注・設置・動作確認
実績報告工事完了後2〜4週間書類提出・写真添付
補助金交付実績報告審査後1〜2ヶ月補助金振込
全体期間目安半年〜1年程度計画的なスケジュール管理が重要

静岡県内のEV充電器補助金 相談・支援窓口

EV充電器の補助金申請は制度が複雑で、設備選定・工事費試算・書類作成に専門知識が必要です。以下の相談先を活用することで、申請の質が向上します。

相談先費用得意な支援内容静岡県内の窓口
次世代自動車振興センター(NeV) 無料 CEV補助金の制度説明・補助対象機器リストの照合 NeV公式サイト・コールセンター
静岡県産業振興財団 無料 中小企業の補助金活用全般・専門家紹介 静岡市葵区追手町(TELは公式サイトで確認)
浜松商工会議所 無料(会員向け) 制度説明・認定支援機関の紹介 浜松市中央区(商工会議所内)
静岡商工会議所 無料(会員向け) 制度説明・書類確認サポート 静岡市葵区黒金町
よろず支援拠点(静岡) 無料 補助金制度の概要説明・活用判断のアドバイス 静岡市(静岡県産業振興財団内)
認定経営革新等支援機関(税理士・中小企業診断士) 相談のみ無料〜有料 事業計画書作成・財務アドバイス・申請書類確認 静岡県内の各事務所(中小企業庁サイトで検索)
EV充電器設置の専門業者・コンサル会社 成功報酬型(補助金額の10〜15%程度が一般的) 機種選定・見積・申請書類一式作成・実績報告まで一括サポート 静岡県内外に複数社あり(実績確認のうえ依頼)

補助金申請サポート会社を選ぶ際の3ポイント

  1. EV充電器補助金(CEV補助金)の申請実績があるか:省エネ設備全般の補助金と、EV充電器に特有の申請要件(NeVの電子申請・補助対象機器リスト照合等)は異なります。EV充電器補助金の実績を確認してください
  2. 静岡県内の設置工事業者と連携しているか:県内の電気工事業者とのネットワークがある会社は、工事費の適正化と書類準備の効率化に強みがあります
  3. 成功報酬型かどうか:不採択の場合に費用が発生しないか、契約書で事前に確認してください

2026年度のEV充電補助金 最新動向と静岡県の特殊事情

EV充電インフラ整備は、国が2030年までに充電器を150万口設置する目標を掲げる重点政策です。補助金予算も年々拡充される傾向にある一方、申請件数の増加とともに競争率が上がっているケースもあります。

国の政策動向(2026年度以降)

  • 補助金予算の拡充傾向:令和6年度補正予算・令和7年度当初予算でEV充電インフラ補助の予算が手当てされています。ただし予算に限りがあるため、公募開始後は早めの申請が重要です。最新の予算・公募情報は経済産業省公式サイトで確認してください。
  • 高出力化への移行:急速充電器の高出力化(150kW超)が進んでおり、補助対象機器リストも更新されています。最新リストを定期的に確認することが重要です。
  • V2G・V2Bへの対応:電気自動車から電力系統・建物へ電力を戻す双方向充電(V2G/V2B)への補助拡充も議論されています。

静岡県・自動車産業集積地特有の状況

地域・業種EV充電器ニーズの特徴補助金活用のポイント
浜松・磐田・湖西(自動車部品) 社有EV導入・従業員充電需要が急増。EV商用車への対応も急務 社員駐車場への普通充電器多台設置。急速充電器は拠点単位で
富士山麓・富士宮(観光・製造業) 観光客向けEV充電スポットの需要高い。世界遺産エリアの環境配慮 商業施設・ホテル・道の駅での急速充電器設置。観光補助との組み合わせ可能性
静岡市・焼津(食品・水産業) 冷凍・冷蔵物流のEV化。配送トラックの充電拠点整備 物流センターへの急速充電器設置。省エネ補助金との組み合わせ検討
沼津・三島(観光・商業) 東京〜名古屋間の中継点としてEV移動の充電需要大 商業施設・ホテルへの急速充電器設置が集客強化に直結
伊豆エリア(観光・宿泊) 観光客のEV利用が増加。宿泊施設への充電設備整備ニーズ 旅館・ホテルへの普通充電器設置(宿泊中の夜間充電)。観光関連補助との組み合わせ

静岡県は自動車産業の集積地であることから、法人のEV導入・充電インフラ整備に対する補助金政策が充実している、または今後充実が期待される地域です。最新の県政策動向は静岡県公式ウェブサイトで定期的に確認することを強くお勧めします。

EV充電器の導入に加えて、以下の省エネ・脱炭素関連の補助金・制度と組み合わせることで、エネルギーコスト削減効果を最大化できます。

制度名内容EV充電器との親和性情報源
省エネ・非化石転換補助金(SII設備単位型) 高効率省エネ設備への補助(中小企業補助率1/2・上限1億円)。EV充電器も指定設備として対象になる可能性 高(EV充電器が指定設備リストに含まれる場合) SII公式
太陽光発電システム補助金 再生可能エネルギー発電設備への補助(自治体によって異なる)。EV充電器と組み合わせると脱炭素効果が高まる 高(自己発電によるEV充電でランニングコスト大幅削減) 静岡県環境局・各市町村
蓄電池設備補助金 蓄電池とEV充電器を組み合わせることで電力需要の平準化・非常時のBCP対応が可能 高(V2B機器との組み合わせで特に有効) NeV・環境省・各自治体
ものづくり補助金(中小企業庁) 生産性向上のための設備投資に活用可能。EV充電器が業務効率化に直結する場合は対象となる可能性 中(用途・申請内容による) ものづくり補助金公式
小規模事業者持続化補助金 小規模事業者の販路開拓・業務効率化への補助。顧客向けEV充電サービスを集客手段として位置づける場合に活用可能性 中(顧客サービスとしての位置づけが明確な場合) 商工会・商工会議所

EV充電器+太陽光発電のベストプラクティス

工場・倉庫の屋根に太陽光発電パネルを設置し、その電力をEV充電器で使用する組み合わせは、電力コストをほぼゼロにできるケースがあります。特に日照時間が長い静岡県(東部・富士山周辺)では発電効率が高く、EV充電のランニングコスト削減効果が大きくなります。太陽光補助金とEV充電器補助金を別々に申請することで、双方の補助を受けられる場合があります。詳細は各補助金の公募要領で確認してください。

よくある質問(FAQ)

Aはい、国(経済産業省・次世代自動車振興センター)の「充電インフラ等導入補助事業(CEV補助金)」が2026年度も実施予定で、静岡県内の法人も申請できます。補助率は設備費の1/2〜2/3程度(工事費も一部対象)です。さらに静岡県・浜松市・静岡市などの自治体が独自の上乗せ補助を設けているケースがあります。自治体補助は年度ごとに内容が変わるため、各機関の最新情報を確認してください。詳細は次世代自動車振興センター(NeV)公式サイトをご覧ください。
A国のCEV充電インフラ補助事業では、充電器の種別・設置場所によって補助率が異なりますが、概ね設備費の1/2〜2/3程度(普通充電器・急速充電器ともに)が補助されます。工事費も本体補助の一定割合まで対象となります。具体的な補助率・上限額は年度・公募回ごとの公募要領で確認してください。静岡県・市町村の上乗せ補助がある場合はさらに実質負担を抑えられる可能性があります。
A一般的に急速充電器は本体価格・工事費ともに高額なため、補助額も大きくなります。例えば50kW急速充電器(本体300万円)には補助率1/2で150万円程度の補助が見込まれます。一方、普通充電器(6kW・本体30万円)は補助率1/2で15万円程度です。設置台数・工事費を含めた総額での補助額は急速充電器が大きくなりますが、導入費総額も大きいため、実質負担額の比較が重要です。公募要領で上限額も必ず確認してください。
A国のCEV充電インフラ補助事業は個人事業主も申請主体に含まれる場合があります。ただし個人(消費者)向けのEV購入補助金とは異なり、事業用途での充電器設置が対象となります。個人事業主として事業所・店舗への充電器設置を検討している場合は、NeV公式サイトで最新の申請主体要件を確認してください。
A原則として交付決定通知の受領前に発注・工事を開始した設備は補助金の対象外となります。これは補助金全般で最も多いNG行為です。やむを得ず早期に設備が必要な場合は、補助金を諦めて自己資金・融資で対応するか、次回の公募を待つかを検討してください。「見積を取る」「業者と打ち合わせをする」は交付決定前でも問題ありませんが、「発注書を出す・工事を開始する」は交付決定後まで待つことが必須です。
A同一設備に対して複数の補助金を受け取ることは原則禁止ですが、国(NeV)と自治体(県・市)は補助金の財源が異なるため、双方の公募要領で「他の補助金との併用可否」を確認したうえで組み合わせられるケースがあります。例えばNeVの補助対象経費と市の補助対象経費が分離されているケースや、補助率を合算しても100%を超えない範囲で認められるケースなどがあります。必ず双方の公募要領を確認するか、認定支援機関・よろず支援拠点に相談してください。
A国のCEV補助金では、申請から補助金交付まで一般的に6ヶ月〜1年程度かかります。内訳の目安は「申請書類準備(2〜4週間)→審査・採択(1〜2ヶ月)→交付決定(2〜4週間)→機器発注・設置工事(1〜3ヶ月)→実績報告・審査(1〜2ヶ月)→補助金振込」です。設備の早期設置が必要な場合はつなぎ資金(自己資金・融資)の確保が必要です。日本政策金融公庫の省エネ設備融資との組み合わせを検討してください。
Aはい、国のCEV充電インフラ補助事業では電気工事費・配線工事費・設置工事費も補助対象経費に含まれます(本体補助の一定割合まで)。ただし工事費の補助対象範囲・計上ルールは公募要領で年度ごとに変わります。急速充電器では受電設備(キュービクル)の増強工事費が必要になるケースがあり、その扱いも公募要領で確認が必要です。工事費が高額になる場合は、見積書を複数社から取得したうえで申請してください。
A補助金は原則として設備の購入(自社所有)を前提としているケースが多いですが、リース会社が設備を取得して補助金を申請し、リース料に反映させるスキームが認められるケースもあります。リースでの導入を検討している場合は、リース会社・NeV・認定支援機関に事前確認してください。一般的に補助金を活用する場合は購入(または割賦購入)のほうがシンプルです。
A浜松市は自動車部品メーカーが集積する「ものづくりの街」として、市独自の省エネ・脱炭素補助金が充実している可能性が高い地域です。EV充電器については国のCEV補助金を基本としつつ、浜松市 環境部 環境政策課または産業部 産業振興課に「2026年度のEV充電器に使える補助金」として直接問い合わせることをお勧めします。また浜松市内は遠州灘に近い沿岸地域での設置では塩害対応仕様の充電器選定にも注意が必要です。
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本記事の監修

齊木祐介(株式会社ASI 代表取締役)

AI・ロボティクスの導入支援、補助金・助成金の活用支援、専門メディアの運営など複数事業を統括。実務で得た知見をもとに、本サイトの情報を監修しています(運営:株式会社ASI)。

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